高木真理(たかぎ まり)議員は立憲民主党所属の参議院議員で、埼玉県選挙区選出の1期目(当選回数1回)です¹。
1967年8月12日に栃木県日光市で生まれ、東京大学法学部卒業後、東京銀行(現・三菱UFJ銀行)に勤務し、1996年から衆議院議員枝野幸男氏の秘書を務めました²。
その後、2003年にさいたま市議会議員に初当選(北区選出)し2期連続トップ当選、2011年からは埼玉県議会議員に転じ3期務めるなど地方政治で通算19年のキャリアを積みました³。
2022年7月の第26回参議院選挙に埼玉県選挙区から立憲民主党公認で立候補し、444,567票を得て4位当選(改選定数4)を果たしました⁴。
現在57歳(2025年時点)で3人の子の母親でもあり、長年の地方議員経験と子育て経験を活かして国政で活動する新顔の女性国会議員として注目されています⁵。
在任期間は2022年7月25日から現在までで⁶、本レポートでは2015年から2025年6月までの政治活動を総覧し、その公約と実績を分析します。
高木氏は民主党→民進党を経て旧立憲民主党に参加し、2017年の党再編以降は現立憲民主党に所属しています⁷。
参院議員就任後、党の次の内閣(ネクストキャビネット)では厚生労働分野を担務し、2024年1月26日にネクスト厚生労働大臣に就任しました⁸。
現在は立憲民主党ネクスト子ども政策担当大臣も務めています⁹。
党内では役員室次長、つながる本部事務局次長、子ども・若者応援本部副本部長など要職を歴任し、政策調査会ではビジネスと人権に関するプロジェクトチームの事務局長も務めています¹⁰。
また埼玉県連副代表として地域組織の取りまとめにもあたっています¹¹。
選挙区は埼玉県(定数4)で、直近の2022年参院選で初当選しました¹²。
それ以前は地方議員としてさいたま市北区選出市議2期、埼玉県南第4区(さいたま市北区)選出県議3期の実績があり、地方から国政への階段を着実に上ってきました¹³。
2022年参院選では無所属の元埼玉県知事の上田清司氏や現職与党候補ら強力な対立候補がひしめく中、「この国を、その先へ。動けば変わる」というスローガンを掲げて奮闘¹⁴。
物価高や子育て支援への危機感を訴え、立憲民主党新人として埼玉での議席確保に成功しました。
埼玉選挙区で女性新人が当選するのは珍しく、地方議員から国政へ挑戦した背景も注目されました¹⁵。