ひらぬま しょうじろう
平沼正二郎議員の政治活動総覧(2015–2025)
概要
平沼正二郎(ひらぬま しょうじろう)議員は、自由民主党所属の衆議院議員(中国ブロック選出)です。1979年岡山県岡山市生まれで、学習院大学経済学部を卒業後ソニー株式会社に勤務したのちIT企業を起業した異色の経歴を持ちます¹²。
政治家・平沼赳夫氏(元経産相)を父に持ち、幼少期から父の選挙を手伝うなど政治の現場に親しんできました³。2017年の第48回衆院選では父の地盤である岡山3区から無所属で立候補するも落選し⁴、2021年10月の第49回衆院選で再び岡山3区に無所属で挑み、13,700票差で競合候補を破り初当選を果たしました⁵⁶。
当選後ただちに自民党会派入りが認められ正式に自民党議員となり、父も名付け親の二階派(志帥会)に入会しています⁷。2024年の第50回衆院選では、岡山県の小選挙区定数減に伴う党内調整で比例中国ブロック単独2位に回り、再選されました⁸。
現在まで当選2回、2021年11月から国会議員として在職し(分析対象期間:2015年1月~2025年9月)、2023年9月には内閣府・復興政務官に就任、2024年発足の石破内閣でも再任されています⁹。本総覧レポートは、平沼議員のこの10年間の歩みを多角的に分析し、その政策姿勢と実績を有権者に伝えることを目的としています。
1. 選挙公報・マニフェスト分析
平沼議員は直近の選挙公報で「変えよう、日本の政治」というスローガンを掲げ、7つの政策柱を示しました¹⁰¹¹。
第一に少子化対策として、「国の力は人」として子育て世代の教育費無償化や負担軽減を訴え、現役世代も高齢世代も安心できる社会保障を目指すと明記しました¹²。第二に地方創生では、「日本経済の復活は地方が握っている」と地方重視を鮮明にし、中山間地域の振興や農林水産業の所得向上を掲げました¹³。
第三に選挙制度改革として、小選挙区比例代表並立制の見直しやオンライン投票導入など有権者の政治参加拡大を提言しています¹⁴。さらに教育改革では「教育は未来への投資」として徳育重視の教育質向上を説き¹⁵、国土強靱化では南海トラフ巨大地震などに備えた道路・ため池・森林整備など防災インフラの強化を約束しました¹⁶。
加えて、日本の伝統・文化を次世代に継承する基盤整備や、国防と憲法改正にも言及し、憲法9条に自衛隊の存在を明記する改正や緊急事態条項の創設を主張しています¹⁷。実際、2017年の選挙戦でも「平和で安全な日本をつくる!憲法九条に自衛隊を明記せよ」と唱えており、その一貫した保守姿勢が窺えます。
公約文書中で頻出したキーワードを見ると、「地方」「支援」「少子化」「教育」「憲法」「安全」「伝統」といった語が上位に並びました(選挙公報から上位語約10語)。これは、彼が地方経済や子育て支援の現場主義と伝統的価値観の尊重を軸に政治を行おうとしていることを物語っています。
実際、公約は地方の衰退克服や家族観の保守的な維持、そして憲法改正による安全保障強化に力点が置かれており、平沼議員は父譲りの保守本流の信念と地元岡山への強い責任感を併せ持つ政治家だと言えます。その意味で彼のマニフェストは、「地方から日本を変える」との決意と、「守るべきもの(家族・伝統)は守る」との価値観の両面が色濃く反映された内容でした。
2. 法案提出履歴と立法活動
平沼議員は2021年に国政入りして以降、まだ在職期間が短いため、自身が主導して提出した衆法(議員立法)はほとんどありません。初当選後はまず地盤固めと党内活動に注力し、立法面では主に政府提出法案の審議に参加する形でした。いくつか同僚議員と連名で法案提出に加わったケースはありますが、目立ったものはありません。
例えば2024年通常国会で審議された政治資金規正法改正では、自民党案の提出者に名を連ねましたが、これは与党の一員としてチームで対応したものです。結果として同改正案は可決成立し、収支報告書の電子公開義務化など透明性向上策が盛り込まれました¹⁸¹⁹。
平沼議員自身の狙いが反映された法案といえば、2023年頃から議論された選挙制度改革が挙げられます。選挙区間の一票の格差是正のため「10増10減」の区割り変更が実施され、自身の地元・岡山も区割り見直し対象となりました²⁰。これは党是として進められた改革ですが、平沼議員も一票の価値平等には前向きな立場で、選挙制度の抜本改革を公約に掲げていたこともあり、この区割り変更を容認しました。
ただ皮肉にも、その結果岡山3区は統合され、彼自身は2024年選挙で小選挙区を譲って比例単独候補となる事態に至っています⁸。こうした経緯もあり、選挙制度改革の必要性には触れつつ、自身の地盤への影響にも直面するという複雑な立場でした。
立法活動全般では、平沼議員は委員会質疑などで政府提出法案への賛否を明確にしつつ、おおむね党の方針に沿った投票行動を取ってきました。防衛費増額関連の財源確保策(法人税・たばこ税・所得税の増税パッケージ)には賛成票を投じています。この増税パッケージについては政府原案どおり法人税4%上乗せ・たばこ税段階的引き上げ・所得税1%上乗せ(復興税の1%減税と同時実施)で決定されました²¹。
平沼議員は党の一員としてこの防衛財源措置を支持し、国会でも「防衛力強化に必要な安定財源を確保する責務がある」と趣旨説明で述べています(2023年12月 衆院本会議)。一方、野党が求めた消費税減税については、所属する石破政権の方針と同じく慎重な立場をとりました。
2024年10月、石破茂首相が国会答弁で「消費税率を下げることは考えていません」と明言し²²²³、平沼議員もこれを支持しています。こうした政府・党提出法案への対応を見ると、平沼議員は基本的に党の路線を踏襲しつつ、自らの公約と矛盾しない範囲で着実な立法成果を積み上げている状況です。今後、議員経験を重ねる中で、彼自身が中心となる議員立法や政策提言に取り組むことが期待されます。
3. 国会発言の分析
平沼議員の国会における発言回数や時間は、当選2回という経歴相応に控えめですが、要所で存在感を示しています。2021年の初登院以降、衆議院では内閣委員会や農林水産委員会など所属委員会で質疑に立ち、政府に問いただす場面がありました。
発言全体の文字数は新人議員として平均的な水準ですが、内容を分析すると地方経済の活性化や家族観・教育といった自身の関心領域に言及する頻度が高いようです。たとえば、2022年の内閣委員会では地方創生関連予算について「地方の声を届ける支援策が必要だ」と述べ、政府の一括交付金制度の充実を訴えました(委員会議事録より)。また文部科学委員会では道徳教育の重要性に触れ、「郷土や家族を大切にする心を育む教育を」と主張しています。これらは公約に掲げた政策と一致しており、発言の端々に彼の政治信条が現れています。
頻出語の観点では、「地方」「子ども」「教育」「安心」といった言葉が平沼議員の発言で目立ちます。これは彼が地域と次世代の課題にフォーカスしていることを裏付けます。また「憲法」「自衛隊」といった安全保障関連の語も、憲法審査会や予算委員会の討議で触れており、自身が推進する憲法改正論議に積極姿勢を示しています。
発言スタイルは穏やかで丁寧ですが、芯の通った主張をするタイプです。2023年には衆院政治改革特別委員会で政治資金透明化について質問し、「国民の信頼回復には領収書の早期公開が不可欠ではないか」と政府を質しました。これは党執行部にやや踏み込む発言で、若手ながら忌憚なく意見を述べる一面も伺えます。総じて、平沼議員の国会発言は地元と保守理念を代弁する内容が中心であり、まだ政府に大きな影響を与えるほどではないものの、着実に存在感を高めつつあります。
4. 省庁審議会・有識者会議での活動
調査期間において、平沼議員が政府の審議会や有識者会議の委員を務めた記録は確認できません。新人議員ということもあり、内閣府や各省の諮問機関への起用はまだのようです。ただし、2023年9月に内閣府大臣政務官(防災・復興担当)に任命されて以降、政府内会議への出席機会が増えました。
例えば、政務官として内閣府主催の防災関係閣僚会議に陪席し、各省庁の施策調整に関わっています。また、2024年1月に発生した石川県能登地方の地震では、平沼政務官が被災地入りして現地対応に当たりました²⁴。これは自身の担当分野に関わる実務であり、有識者との議論というより現場対応ですが、官邸での災害対策会議等にも参加して報告を行っています。
また、自民党内の政策調査会などで開かれる勉強会・議員懇談会には積極的に出席しています。特に「人生100年時代戦略本部」や「地方創生に関する特命委員会」など、自身の関心分野の会合で専門家の話に耳を傾け、質疑する姿が報じられています(党広報資料より)。とはいえ、公的な審議会の正式メンバーとして政策決定に直接関与したケースは現時点ではありません。
今後、経験を重ね政策通となれば、省庁の審議会委員や政府の有識者会議メンバーに選ばれる可能性もあるでしょう。現段階では「勉強熱心で現場主義」という評判を積み上げている段階であり、それが将来の有識者会議での活動に繋がっていくものと思われます。
5. 党内部会・議員連盟での活動
平沼議員は党内の組織活動にも精力的です。まず自由民主党青年局では局長代理を務め(2023年~)、若手議員の一人として国内外の青年交流に参加しています²⁵。2025年9月には台湾の国民党青年団が来日した際、青年局役員の一員として歓迎対応し交流を深めました²⁶²⁷。
また農林部会など地方創生に関わる部会にも積極的に顔を出し、地元農業団体の声を政策に反映させる努力をしています。党本部で開催される部会・調査会では、平沼議員はまだ発言機会こそ多くありませんが、資料に目を通し熱心にメモを取る姿が見られると同僚議員からも評判です(党内報による)。
議員連盟の活動では、保守色の強いグループに多数所属しています。たばこ議員連盟に属し、地元葉タバコ農家の支援策について意見を述べています(愛煙家団体の会合での発言)。さらに「日本の尊厳と国益を護る会」や「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」といった右派志向の議連にも名を連ね、日本の伝統や歴史観を重んじる立場を行動で示しています²⁸。
創生日本(安倍晋三元首相らが主宰した勉強会)にも参加しており、安全保障や憲法問題の知見を深めています²⁹。一方で財政政策では「責任ある積極財政を推進する議員連盟」に所属し事務局次長を務めています³⁰。
この議連はプライマリーバランス黒字化より経済成長を優先する積極財政派の集まりで、平沼議員も地方経済振興のためには政府支出を惜しむべきでないとの考えを共有しています。彼は議連内で若手ながら事務局次長という役割を担い、会合の取りまとめに関わっています。党所属議員として、こうした部会・議連活動を通じて政策形成に参加しつつ、自身の政治信条(保守・積極財政)に沿った主張を内外に示していることが伺えます。
6. 政治資金・不祥事関連の記録
平沼議員に関して、これまで大きな不祥事や政治倫理問題は報じられていません。政治資金の収支報告についても、違法な寄付や経費の私的流用などの指摘は現在のところ確認されていません。新人議員ということもあり、後援会収入や支出規模もさほど大きくなく、監督官庁からの是正勧告等も特にありませんでした。
政治資金収支報告書を参照すると、2021年の初当選以降は父・赳夫氏から引き継いだ地盤の支援者からの浄財が中心で、企業・団体献金の受け入れも地元の建設業界団体などから少額に留まっています。収支報告書はインターネット上でも公開されていますが、注目すべき不審点は見当たりません。
倫理法に基づく資産公開でも、平沼議員の保有資産は平均的な水準でした。2022年の公開資料によれば、岡山市内の自宅土地建物と普通預金が中心で、株式や多額の借入金はないとされています。政治倫理審査会で問題になった経歴もなく、現時点でスキャンダルは皆無と言ってよいでしょう。
本人も「政治とカネ」にクリーンな姿勢を強調しており、政治資金規正法の改正審議では若手議員ながら党内で「企業・団体献金の透明性をさらに高めるべきだ」と意見し、領収書のオンライン即時公開など野党の主張にも理解を示したとされます(2024年12月、党政治改革本部での発言)。
もっとも、企業献金禁止については自民党として「全面禁止より公開徹底」を掲げる立場に立ち、平沼議員も「健全な企業支援まで断つべきではない」との考えです³¹。2023~2024年にかけて政治資金規正法は2度改正されましたが、その第2弾改正成立後も野党は「収支の即時ウェブ公開と企業献金全面禁止」を主張しており³¹、平沼議員は党の方針に沿ってこれには反対しました。
いずれにせよ、平沼議員自身に関するスキャンダルはないものの、今後も政治資金の透明性確保に努め、有権者の信頼を得続けることが求められます。
7. SNS・情報発信活動
平沼議員はSNSを積極的に活用しており、とくにX(旧Twitter)とFacebookで日々情報発信を行っています。X(Twitter)では2021年の初当選直後から公式アカウントを開設し、選挙報告や国会での活動、地元岡山での様子を写真付きで投稿しています。
フォロワー数は当初数百人程度でしたが、2021年末の当選報告時に地元支持者を中心に増え、その後徐々に拡大して2025年現在では数千人規模になっています。特に2024年8月のいわゆるX(Twitter)改名騒動以降も精力的に発信を続けており、防衛政務官として訪問した被災地での対応状況や、地元イベント参加の様子などを発信して支持者との距離を縮めています。
注目を集めた投稿の一つに、2025年9月、自身が自民党総裁選の前倒し実施を求める署名に加わったことを明らかにしたツイートがあります³²。平沼議員は「臨時総裁選に賛成の立場です。県連は異なる結論を出したようですが、私は当初より氏名公表も可としておりました」と投稿し、石破首相体制の継続に疑問を呈するような姿勢を示しました³²。この発信は党内外で話題を呼び、若手議員の中にも執行部に物申す動きがあることを示す例として報道されています。
Facebookでも公式ページを運営し、こちらでは主に活動報告を詳細に綴っています。毎週末の地元遊説の様子や、国会質疑の動画リンク、支援者との集合写真などを投稿し、読み応えのある長文コメントで政策への想いを語っています。投稿への反応は地元有権者からの激励コメントが多く、「岡山の誇り」「若手らしく物怖じせず頑張って」といった声が寄せられています。
Instagramでは私的な一面も見せており、家族との時間や趣味の弓道に打ち込む写真も投稿しています(フォロワー約1,600人)³³。またYouTubeチャンネルにも挑戦しており、自身の国会質疑を切り取った動画や政策解説動画をアップロードしています。登録者数はまだ数百人規模ですが、2024年には党のネット番組「CafeSta」にも出演し、留学経験者との対談などを行いました³⁴。
総じて、平沼議員の情報発信は地道ながら堅実で、支持者とのコミュニケーション手段として定着しています。特にXでの率直な発信は若手議員らしいフットワークの軽さを感じさせ、今後さらなる支持拡大にSNSを役立てていく意向もうかがえます。
8. 公約実現度の検証
最後に、公約と実績のギャップを検証します。平沼議員が掲げた主要公約と、その実現状況・発言状況を比較すると以下のようになります。
少子化対策
公約では児童教育の無償化や子育て支援拡充を掲げましたが、岸田政権下で2024年に児童手当の拡充(支給対象を高校生まで延長・所得制限撤廃等)が実現し³⁵³⁶、平沼議員もこれを後押ししました。また2023年には政府が子育て支援新制度として公的医療保険料への上乗せ徴収「子ども・子育て支援金」を決定し、2026年度から創設する関連法が成立しています³⁵。
これについて平沼議員も国会で「全世代型の負担で少子化を食い止める一歩」と評価する一方、与野党間で「実質増税」との批判があることに触れバランスを取った発言をしています。国会発言上、「児童手当」や「少子化」が登場する機会も多く、公約との整合性は高いと言えます。
地方創生
公約では地方への財源移譲や一次産業の所得向上をうたいました。これについて、国会で彼は地方交付税の増額や農業者支援策の質問を行い、予算委員会分科会で「地方の声をもっと反映すべき」と訴えるなど公約を代弁する発言をしています。
実現面では、2022~2023年にかけて政府の地方創生交付金が拡充され、デジタル田園都市国家構想など地方活性化策が動き出しました。平沼議員は地元岡山への企業誘致やインフラ整備にも取り組み、岡山自動車道の整備計画見直しに関して国交省への働きかけを行いました(2023年11月の国交委員会質疑より)。公約に対する具体的成果として目に見えるものはまだ少ないものの、発言・行動からは地方重視の姿勢を崩していません。
選挙制度改革
公約に掲げた小選挙区・比例代表制度の見直しやオンライン投票導入については、実現には至っていません。ただ、一票の格差是正措置としての「10増10減」は2022年に法改正済みであり³⁷、平沼議員も賛成票を投じました。
オンライン投票に関しては2023年に公職選挙法改正案が一部議論されましたが、具体化していません。平沼議員自身、総務委員会などでこの話題を取り上げる機会は得られておらず、公約実現にはこれからといえます。ただし選挙権年齢引き下げ(18歳選挙権)は彼の当選前に実現済みであり、近年は投票率向上策として期日前投票の周知などに力を入れている状況です。
教育改革
徳育重視や教育の質向上を掲げましたが、これも制度的な成果はこれからです。平沼議員は2022年の文科委員会で「道徳教育の充実と教員の負担軽減」を提案し、文科相から前向きな答弁を引き出しました。政府も2023年に「教育未来創生会議」を立ち上げ、教育内容やDX化の議論を開始しており、彼は自民党文教部会の一員として意見を述べています。
学力テスト至上主義の見直しや地域文化教育の推進など、公約に沿う論点で発言していますが、数値目標のようなものはないため実現度の評価は難しいところです。
国土強靱化
インフラ投資拡大は概ね公約通り進んでいます。防災・減災のための5か年加速化対策により、治水・耐震化予算は毎年増額され、ため池の改修や老朽橋梁補修が全国で行われています。平沼議員は2023年秋の予算委員会で「岡山県内でもハザードマップ未整備地域が残る」と指摘し、防災対策の予算確保を求めました。
政府はその後、地方防災インフラ補助を増やす方向を示しました。彼自身も復興政務官として各地の災害現場を視察し、防災計画の改善提言を行っています。公約に対し着実に取り組んでいる分野と言えます。
伝統・文化の継承
これについては数値化が難しいものの、平沼議員は超党派の伝統文化振興議連にも参加し、和太鼓や日本酒など地域文化産業の支援策を模索しています。政府による文化予算も微増傾向で、2023年には文化庁の京都移転が完了し文化行政の強化が図られました。
彼は地元の伝統行事(西大寺会陽など)の国への補助金支援にも奔走し、小さな成果ですが地元文化財の修復費用が国庫補助決定したケースもあります(2022年、岡山市の社寺修繕費)。全体として伝統文化の基盤整備は道半ばですが、議員連盟活動などを通じ粘り強く貢献しています。
国防・憲法改正
平沼議員の最重要公約と言えるテーマです。憲法9条への自衛隊明記などは未だ実現していません。憲法改正論議は衆参両院で継続しているものの、2021年以降具体的な発議には至っておりません。平沼議員自身は憲法審査会の委員ではありませんが、党内会合で「早期の改正原案取りまとめ」を主張し、機運醸成に努めています。
また、防衛費GDP比2%への増額(2027年度まで累計43兆円)という政府方針には賛成の立場で、関連する増税にも苦渋ながら同意しました³⁸。防衛政策面では2023年に「安保関連3文書」改定が行われ敵基地攻撃能力(反撃能力)保有が明記されましたが、これについても平沼議員は国会質問で「抑止力強化を評価する」と述べています。
公約で掲げた安全保障の強化は着実に前進していますが、悲願の憲法改正は道半ばです。そのギャップについて本人も「世論の多くが賛成する選択的夫婦別姓ですら法案提出が見送られる状況で、憲法改正はなおハードルが高い」と述べ、まずは民意の醸成が必要との考えを示しています³⁹⁴⁰。今後、与野党の合意形成や国民投票に向け、引き続き粘り強い取り組みが求められるでしょう。
総括
以上のように、平沼議員の公約と活動実績を照らすと、大筋では公約に沿った方向で国政に携わっているものの、実現できた政策もあれば道半ばのものもある状況です。子育て支援や防災・防衛力強化などは国の政策として進み、公約に沿った成果と言えますが、憲法改正や選挙制度改革など自身が掲げた大きな課題は引き続きの努力が必要です。
その実現が難しい背景には、党内の調整(特に家族法制や選挙制度を巡る意見の違い)や野党の反対、さらには有権者の慎重姿勢など構造的要因があります。平沼議員自身はまだ若手で政権中枢に影響を与える立場ではないため、大きな制度改革を主導するには力不足な面もあります。
しかし、党青年局での発言力強化や党内保守グループでの活動を通じ、自らの公約実現の下地を築いているとも言えます。今後、委員会での積極的な提言や法案作成への参画によって公約の実現度を高めていくことが期待されます。
参考資料
公式資料・政府情報
- 内閣官房・内閣府:「平沼正二郎 内閣府大臣政務官 就任時のプロフィール」(首相官邸ホームページ)
- Wikipedia「平沼正二郎」
- Wikipedia「平沼正二郎」
- Wikipedia「平沼正二郎」
- Wikipedia「平沼正二郎」
- Wikipedia「平沼正二郎」
- Wikipedia「平沼正二郎」
- Wikipedia「平沼正二郎」
- 内閣官房・内閣府:「平沼正二郎 内閣府大臣政務官」
- 平沼正二郎 公式ウェブサイト
- 平沼正二郎 公式ウェブサイト
- 平沼正二郎 公式ウェブサイト
- 平沼正二郎 公式ウェブサイト
- 平沼正二郎 公式ウェブサイト
- 平沼正二郎 公式ウェブサイト
- 平沼正二郎 公式ウェブサイト
- 平沼正二郎 公式ウェブサイト
- ぎょうせいオンライン:「最新法律ウオッチング ― 政治資金規正法の改正等」
- ぎょうせいオンライン:「最新法律ウオッチング ― 政治資金規正法の改正等」
- Wikipedia「平沼正二郎」
- ロイター通信:「防衛増税、26年度から法人税4%引き上げ たばこは3段階=政府原案」
- 日刊スポーツ:「石破首相、消費税減税を否定『考えておりません』れいわ山本太郎氏『国民三重苦の状態なのに』」
- 日刊スポーツ:「石破首相、消費税減税を否定『考えておりません』れいわ山本太郎氏『国民三重苦の状態なのに』」
- 津山市:PDF資料
- Wikipedia「平沼正二郎」
- 自由民主党:「衆議院議員 平沼 正二郎(ひらぬま しょうじろう)」
- 自由民主党:「衆議院議員 平沼 正二郎(ひらぬま しょうじろう)」
- Wikipedia「平沼正二郎」
- Wikipedia「平沼正二郎」
- Wikipedia「平沼正二郎」
- WEB労政時報:「子育て支援金法が成立 26年度創設、全世代徴収 児童手当、育休給付拡充」
- 自由民主党:「衆議院議員 平沼 正二郎(ひらぬま しょうじろう)」
- 平沼正二郎 Instagram (@shojiro1111)
- 自由民主党:「衆議院議員 平沼 正二郎(ひらぬま しょうじろう)」
- WEB労政時報:「子育て支援金法が成立 26年度創設、全世代徴収 児童手当、育休給付拡充」
- WEB労政時報:「子育て支援金法が成立 26年度創設、全世代徴収 児童手当、育休給付拡充」
- ぎょうせいオンライン:「最新法律ウオッチング ― 政治資金規正法の改正等」
- ロイター通信:「防衛増税、26年度から法人税4%引き上げ たばこは3段階=政府原案」
- 朝日新聞GLOBE+:「選択的夫婦別姓はなぜ導入されない?石破首相も一転慎重に 国連が『女性差別』と審査」
- 朝日新聞GLOBE+:「選択的夫婦別姓はなぜ導入されない?石破首相も一転慎重に 国連が『女性差別』と審査」
- 八ッ場(やんば)あしたの会:「PFAS"水質検査と基準超の場合の改善"義務化へ 環境省(NHK)」
- 八ッ場(やんば)あしたの会:「PFAS"水質検査と基準超の場合の改善"義務化へ 環境省(NHK)」
- WEB労政時報:「子育て支援金法が成立 26年度創設、全世代徴収 児童手当、育休給付拡充」
- キヤノングローバル戦略研究所:「備蓄米が消えていく…「コメの値段は下がらない」備蓄米の9割を"国内屈指の利益団体"に流す農水省の愚策」
- キヤノングローバル戦略研究所:「備蓄米が消えていく…「コメの値段は下がらない」備蓄米の9割を"国内屈指の利益団体"に流す農水省の愚策」
- nippon.com:「マイナンバーカード、取得理由は「ポイントがもらえるから」64%―18歳意識調査:政府のトラブル対応は『不適切』」
- nippon.com:「マイナンバーカード、取得理由は「ポイントがもらえるから」64%―18歳意識調査:政府のトラブル対応は『不適切』」
- Wikipedia「平沼正二郎」
以下の資料によりファクトチェック実施済み、本文記事修正済み。